妊活コラム

卵子を老化させる6つの原因とその対策【卵子の質を良くする方法】

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妊娠率を大きく左右するのは排卵される卵子の数と質と言われています。

生まれたときには卵巣の中に約100万個もの卵子があるものの、年を取ると共にその数はどんどん減ってきて、20代前半には50万個ほどに・・・そして35歳を境に急激に減少しきて10万個にまで減ってしまいます・・・50歳になるとその数は100個くらいになり閉経を迎えます。

さらに悪いことに、年齢とともに卵子の質も低下してきます。染色体異常があったり、卵子のエネルギーを作り出す機能が低下するなど妊娠成立まで到達できない不良卵子が増えてくるのです。

なので「まだ子供はいいかな・・・・」と先送りにするのではなく、早めの妊娠・出産を考えるのが一番です。

本当に欲しいと思ったときには質のいい卵子ができなくなっていた、なんていう可能性もあります。18歳頃から30歳ごろまでの妊娠適齢期にたくさんあった質のいい卵子も年齢と共に減り始め、30代後半以降は卵子の数が減るのに伴い老化した不良卵子の割合も高くなってきます。

つまり早めに妊活をスタートさせること、そしてできる限り質の良い卵子をキープするための生活を心がけることが大切というわけですね。

「妊活しているけどなかなか赤ちゃんが来てくれなくて・・・」なんて方は、卵子の質が低下してきているのかもしれませんよ。

卵子の質の鍵を握るのは「ミトコンドリア」!?

現在、卵子の質に大きな影響を与えていることがわかってきているのが卵子の細胞質、特にその中に存在しているミトコンドリアなんです。私たちの体を構成する60兆個の細胞一つひとつには細胞内の司令塔の役割を担っている「核」とその命令でタンタパク質を作ったり貯蔵したりといった役割を果たしている「細胞質」が存在しており、そのタンパク質を作ったりするための原動力となっているのがミトコンドリアです。

ミトコンドリアは運ばれてきた栄養素をエネルギーに変える働きを持っており、いわば細胞内でエネルギーを生み出す工場のようなもの。このミトコンドリアの働きが低下すると心臓や肝臓などの臓器はもちろん、骨、神経、血管、卵子や精子などの機能がすべて低下してしまいます。

つまり、このミトコンドリアを若返らせ、活性化させることが妊娠力のアップに繋がるというわけですね。

若い頃には問題なく稼働していたものの年齢が高くなると限られた数の工場がなんとか稼働するという状態になってしまい、卵子が細胞分裂して成熟しようとするときにエネルギーが不足してうまく分裂できなくなってしまいます。

受精卵となった卵子は細胞分裂を始め、順調に行けば3日で8分割、5日で64分割されていきます。体外受精や顕微授精の経験がある方なら受精卵が分割していく過程を写真で見たことがあるかもしれませんが、卵子のミトコンドリアが健康でないと細胞分裂が止まってしまい受精卵はそれ以上育たなくなってしまうのです。

ミトコンドリアが関係しているのは卵子だけじゃない!

卵子とミトコンドリアの関係

卵子には10万個以上のミトコンドリアがあるとされており、そのミトコンドリアの働きによって卵子が成長していきます。受精卵となった卵子は細胞分裂を始め、順調に行けば3日で8分割、5日で64分割されていきます。体外受精や顕微授精の経験がある方なら受精卵が分割していく過程を写真で見たことがあるかもしれませんが、卵子のミトコンドリアが健康でないと細胞分裂が止まってしまい受精卵はそれ以上育たなくなってしまいます。

つまり、卵子が成長するときにも、受精卵が分割していくときにもミトコンドリアが大切な役割を担っているのです。卵子のミトコンドリアが妊娠の過程で大きな鍵を握っていると言っても過言ではないかもしれませんね。

精子とミトコンドリアの関係

精子にもミトコンドリアが存在しています。精子が子宮の入り口から卵管膨大部までたどり着くにも、卵子の外側に張られた固い膜を突き破るのにも膨大なエネルギーを必要になります。そのエネルギーの元となるのが精子の首のところに存在するミトコンドリアなんです。

受精卵の着床とミトコンドリアの関係

受精卵が着床すると子宮内膜に血液のプールのようなものが形成され胎盤となります。この時に重要なのが子宮内膜のミトコンドリアなんです。子宮内膜のミトコンドリアが健康でないと流産という結果になってしまうのです。

このように、卵子の成長から受精、着床まで、妊娠のすべての過程においてミトコンドリアが関係しているのです。

ミトコンドリアの働きを妨げる活性酸素

「人間の体は生きているだけで年齢とともにサビていく」と言われていますが、その原因が活性酸素なんです。

体内に取り入れた酸素は赤血球によって細胞へと運ばれ、脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを発生するのに使用されますが、その際に2%の酸素が活性酸素をとして体内に残り老化の原因となる「サビ」となってしまいます。つまり呼吸をするだけで活性酸素が発生してしまうんです。

タバコやお酒の飲み過ぎ睡眠不足や過労、強いストレスなども活性酸素の生み出す要因になります。このような因子によって体内で過剰に活性酸素が発生してサビついた状態となることを「酸化ストレス」と言います。

酸化ストレスによって細胞がサビると人間の体にはいろいろな機能障害が起き、卵子にも影響を与えます。酸化ストレスによって卵子の質が落ち、ダメージによりDNAが傷ついてしまいます。これが卵子の老化なのです。卵子の傷を治す力が年齢と共に弱くなり、高齢になればなるほど傷ついた卵子は染色体異常を起こしたり、成熟できないといった問題が起きてくるわけです。

そこで重要なのが抗酸化力を高めるということ!人間にはもともと活性酸素によるダメージから体を守る防御システム「抗酸化作用」が備わっているので、抗酸化力が高ければサビの原因となるダメージから卵子を守ることができるのです。

その抗酸化力を高めるには食事を気をつけたり、ストレスを溜めないなど生活習慣の見直しが効果的と言われています。では、どんな生活習慣が卵子を老化させるのでしょうか?考えられる要因は6つあります!

ミトコンドリアを減らして卵子を老化させる6つの原因

1. タバコ

タバコは体のあらゆる細胞にダメージを与えます。特に卵子や精子に対する毒性が強く、卵子や精子の遺伝子に傷をつけてしまいます。そのうえ、喫煙している女性はしていない女性に比べて不妊となる確率が3.4倍も高いうえ、タバコに含まれている有害物質が卵細胞を死滅させるため閉経が5年から10年早くなるとも言われています。

有害物質によりダメージを受けた卵子は妊娠しにくいうえ、たとえ妊娠しても流産となるリスクが高くなるんだとか。

そのほか、染色体異常が多くなったり、多精子受精といった異常な受精が起こることも。喫煙は不妊や流産、異常妊娠につながる影響を及ぼす可能性があるのです。もちろん、その傷ついた遺伝子が卵子や精子から赤ちゃんに受け継がれれば、赤ちゃんの先天性異常や病気が発生するリスクも高まるというわけです。

副流煙も喫煙と同じように悪影響を及ぼすため、赤ちゃんを望むのなら夫婦ともにタバコは吸わないというのが一番ですね。

2. 偏った食事

私たちの体は毎日食べるものから作られています。何を食べたかということがその人の体内、卵巣や子宮の環境などにも大きく影響するのです。

そこで、まず気をつけたいのが「糖化」。過剰に糖を摂取すると体内のタンパク質と結びつき変性。糖化最終産物(AGEs)と呼ばれる老化促進物質が作られ体内に溜まってしまいます。この物質が卵胞液のなかにAGEsが分泌され卵子の老化につながると言われています。AGEsが卵胞内にたまると卵胞の発育が悪くなったり卵子が精子と受精しにくくなったりする可能性があるのでスイーツやお菓子、ビールなど糖分を多く含む食品をできる限り避け、豆類、海藻類、緑黄色野菜、根菜、魚介類など、卵子とホルモンを育んでくれる食品を意識して取ることがおすすめです。

なお、急激な血糖値の上昇も良くないらしいので食事の取り方にも気を使うといいそうです。空腹時に甘いものやファーストフードを食べると、血糖値が急激に上がり、膵臓からインスリンが過剰に分泌されます。すると血糖値ががくんと下がり、空腹感が強くなるためまた食べてしまう、という悪循環に陥るとインスリンの働きが悪くなり、内臓脂肪が増加。糖化反応が急速に進み卵子の老化を加速させてしまいます。

ゆっくり食べる、腹八分目で抑えるということを意識するだけでも十分急激な血糖値上昇を避けられるので、糖化ストレスのリスクも抑えられるそうですよ。

1日3食、栄養バランスの良い食事をゆっくり取るのが大切ということですね。

3. 肥満と痩せすぎ

過剰なダイエットによる急激な体重の変動は卵子の老化を加速させる原因となります。ホルモンのバランスがおかしくなったり、生理不順や無排卵を引き起こし、不妊へと繋がる場合もあります。

まず、痩せすぎの人は標準体重の人と比べると4倍妊娠しにくくなると言われています。妊娠しやすい体型はMBIが22前後(体重÷身長÷身長=BMI)、つまり少しぽっちゃりしているくらいがちょうどいいんですね。

一方、太り過ぎは排卵機能に悪い影響を与え、無排卵や無月経の原因になります。妊娠した後も難産や妊娠性糖尿病、妊娠高血圧症候群などのリスクもあるので、運動を取り入れながら健康的に体重を落とすようにしましょうね。食事を極端に減らしたり1品だけを食べ続けるようなダイエットはダメですよ!

4. ストレス

毎月1個の卵子が成熟し排卵するという過程には脳の視床下部から脳下垂体、卵巣という3つの器官によって行われていますが、これらは精神的な影響をとても受けやすいんだそうです。視床下部は排卵や妊娠に関わる生殖ホルモンや老化予防に重要な成長ホルモンなどさまざまなホルモン分泌の使令を行なっているところで、ストレスが掛かるとホルモンバランスが崩れ、不正出血や月経不順、無月経などを引き起こします。

ストレスは活性酸素を発生させる要因にもなるので卵子の老化を早める原因にもなります。

なのでストレスのない生活を送ることが一番いいのですが、現実的にはストレスフリーな生活というのは無理なことですよね。

なので、ストレスを自覚しうまく付き合っていくこと、つまりストレスをコントロールすることがおすすめです。ストレスを忘れてしまうくらい、自分が「楽しい!」と思えることをやってみる。仲の良い友達と美味しいものを食べに行く、エステやマッサージで気分転換をする、運動で気持ちよく汗をかく、なんていうのもいいですね。

5. 睡眠不足・睡眠障害

人間には1日周期でリズムを刻む体内時計が備わっていて、ホルモンの分泌や自律神経の調節など体の生体リズムを調節しています。この体内時計の中心は脳にありますが、最近この体内時計があらゆる臓器にも存在していることがわかってきました。つまり子宮や卵子にも存在し、規則的な月経や排卵、受精卵の着床などに関係しているということになります。

この体内時計が影響を受けて狂いが生じると、月経サイクルやホルモン分泌に影響が出てきて卵子を老化させると言われています。

体内時計の鍵となるのがメラトニンというホルモン物質。メラトニンには睡眠を促す働きのほか、細胞を酸化ストレスから守る抗酸化作用があります。卵巣内の卵胞のなかにはメラトニンが豊富に含まれていて卵子を酸化ストレスから守ったり傷を直してくれる働きがあるとされています。

また、卵子の発育を促したり、卵子の傷の修復を行うのに必要なのが睡眠時に脳から分泌される成長ホルモンです。睡眠不足が続くと肌が荒れたりしますが、睡眠不足は細胞の痛みも悪化させるとされており、卵子にも同じことが言えます。20歳以降は成長ホルモンの分泌が低下してくるため、30代、40代はさらに質の良い睡眠を心がけましょう。質の良い睡眠は成長ホルモンの分泌を安定させますが、反対に不規則で質の悪い睡眠は成長ホルモンの分泌を不安定にさせます。

つまり、質の良い睡眠を心がけることで体内時計が整い、成長ホルモンの分泌が促されるということですね。質の良い睡眠には「早寝早起き」「規則正しい生活リズムを整える」が大切です。

成長ホルモンは午後10時〜午前2時までの間に大量に分泌されると言われているので、遅くとも午前0時には就寝すること、寝る前はカフェインを摂らない、食事は就寝3時間前までに済ませる、入浴は就寝1時間前までに済ませるなど、ちょっとしたことを意識するだけでも睡眠の質に差が出るはずですよ。

6. 運動不足

運動で作られる筋肉は第二の心臓と呼ばるほど重要な役割を果たしています。筋肉は収縮運動を行うことで血流が発生し、この血流が血液を末端の血管まで循環させるのを助けてくれています。つまり運動不足によって体の筋肉量が低下すると、血流の流れも悪くなってしまい血行障害や冷え性などの原因になってしまうのです。血行不良は卵子の質の低下にも繋がるので、運動で筋力をアップすることは妊活において大切なことなんです。

でもまったく運動したことがない人や運動が苦手な人が運動を習慣化させることはなかなか難しいものですよね。

でも、例えば通勤の際にエスカレーターではなく階段を使う、最寄り駅のひと駅手前で降りて歩く、といった簡単なことでも筋力アップにつながるものです。歩くことは下半身の筋力アップにいいのでおすすめなんだそうです。下半身の筋力が強化されると血流が改善され、酸素や栄養分が全身に素早く行き渡るため、新陳代謝が活発になり老廃物も素早く排出され、毒素が溜まりにくい体になるんだとか。ウォーキングなら運動が苦手なひとでも手軽に始められるのでおすすめです。

ただし、マラソンやトライアスロンなどの激しい運動は活性酸素を生み出すのでほどほどにしたほうがいいそうです。

といったように、ミトコンドリアの数を減らし機能を低下させる主な原因には以上6つのことが挙げられます。質の良い卵子を保つためにも

  • 禁煙
  • バランスのとれた食生活
  • 体重管理
  • ストレスを溜めない
  • 質の良い睡眠
  • 運動習慣

を意識しながら、まずはできることから始めてみましょうね。

ミトコンドリアで卵子が若返る!?

では、老化してしまった卵子は若返るのでしょうか?

残念ながら現状では卵子を若返らせる方法はないと言われていますがこんなニュースも。

【卵子の若返り】ミトコンドリアを移植して2人が妊娠!?

大阪の「IVFジャパン」発表 卵巣のミトコンドリア移植

高齢出産になる女性の妊娠率向上などを目指して、本人の卵巣から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療を実施し、2人が妊娠したと、大阪市の不妊治療施設が29日発表した。米国企業が中心に開発し、「卵子の若返り」と呼ばれて一部で注目されている手法で、国内での実施は初めて。⇒ 【不妊治療】「卵子の若返り」?で2人妊娠 国内で初手法(毎日新聞)

27歳〜46歳の女性25人を対象に、卵巣の細胞を摂取。そのうちの6人に卵巣にあるとされる卵子前駆細胞から抽出したミトコンドリアを注入。受精卵を子宮に戻したところ2人が妊娠したということです。生殖細胞への遺伝的な介入ということもあり、今後の実施にはまだまだ研究が必要ということです。ただ、この方法を開発したアメリカ企業によると海外では270例以上実施され、30もの出産例があるんだとか。

これまでは一般的に老化してしまった卵子を若返らせる方法はないと言われていたので、このミトコンドリアによる不妊治療方法は今後さらに注目されるのではないでしょうか。

良い卵子にミトコンドリアサプリが有効!?

卵子の質が悪くて悩んでいる方にとってこのようなニュースはすごく心強いのですが、残念ながら今のところは卵子を若返らせる方法はありません。ただ、残っている卵子の質をキープする・卵子の質を良くするということで妊娠力をアップすることは可能です。ミトコンドリアの数を増やして活性化させることで質の良い卵子が育つと言われているので、卵子の質が気になる方にはミトコンドリアの機能にアプローチしてくれる妊活サプリがいいかもしれませんね。

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