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力を入れて取り組んでいる事

看護部は次のことに力を入れています。

パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)

 当院では、平成24年度よりパートナーシップ・ナーシング・システム(以下PNS)を、導入しました。
 PNSとは、看護師ふたりがパートナーとなり、看護業務を一緒に実践し、看護師個々をパートナーやチームメンバーで補完、協力し合い、患者さんに必要な看護ケアを効果的に提供できる看護体制です。
 副看護師長を中心としたチームの中で、個々が対等な立場で、互いの特性を生かすといったパートナーシップ(協力体制・協働・連携)が基盤となります。

PNS.jpg 従来、看護師が1人で検温やケアを行っていた自己完結の看護から、パートナーと一緒に業務を行う二人三脚の看護への大きな変革です。
 新人看護職員は、先輩看護師と一緒に患者さんのケアを実践し、患者さんやご家族への説明や対応もその場で学ぶことができ、キャリアアップに繋がります。
 PNSにより、看護師が相互研鑽しながら自律性を発揮することで、患者さんやご家族から安心と信頼を得られる質の高い看護の提供を目指しています。

PNSに関する研究発表(日本看護学会看護管理)   クリックすると拡大します ↓↓(2回クリックしてください)

● パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)
  導入後のチームワークに関する分析(第1報)
      -PNSとチームワークとの関連-
● パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)
  導入後のチームワークに関する分析(第2報)
      -個人的背景との関連-
PNSポスター1.jpg PNSポスター2.jpg

 

ココがPOINT!! ~PNSの動き方~

PNS修正.pngのサムネール画像

それぞれクリックすると拡大してみることができます↓↓↓ (2回クリックしてください)
PNSスライド②.jpg   PNSスライド③.jpg   PNSスライド④.jpg

個別性を重視した新人教育体制

充実した新人教育体制でフレッシュナースをサポートします 

フレッシュナースバッジ

 

 

 新人教育体制の充実 .pngのサムネール画像 

 

新人看護職員職場適応支援2014.1.jpg

接遇

患者さんが安心して健康を取り戻せるように、暖かみのある療養環境を提供しています

病気を抱えた患者さんはナースの一挙一動に敏感です。
当院では、少しでも患者さんが安心して療養していけるように、ナースのマナーアップにも取り組んでいます。フレッシュナースから看護管理者まで、多くのナースが接遇研修に参加し、その成果を暖かみのある療養環境作りに活かしています。


長崎大学病院 接遇の心得

1、長崎大学病院に勤務する者は、相手の立場に立ち、相手の身になって考え行動することを接遇の基本とする
1、患者さんにとって安心感の得られる身だしなみ、清潔感のある髪型を心がける
1、気持ちの良い挨拶、適切な対応、言葉づかいに努める

身だしなみ美人.jpg身だしなみ美人 推奨される身だしなみリスト.jpg
  身だしなみチェックリスト
クリックすると拡大します

 

フィッシュ活動

職場の活性化を図るためフィッシュ活動に取り組んでいます

看護部では、平成20年3月からフィッシュ活動に取り組んでいます。
導入目的は、患者満足度および職員満足度の向上を目指し、職員が生き生きと、楽しく働き職場の活性化を図ることです。
フィッシュ活動とは、
1.仕事を楽しむ
2.相手を喜ばせる
3.注目する
4.自分の態度を選ぶ
この4つが基本的な考え方です。
この精神を基に職員がプラス志向で、相手の気持ちになって日々の看護を行い、満足度の向上に努めています。

フィッシュ図1.jpgフィッシュ図2.jpg

飛び出せフィッシュ君.jpg 部署の取り組み.pngのサムネール画像
国際医療センター1 5階東病棟
フィッシュ国際1.jpgのサムネール画像 フィッシュ5東.jpg
相手を見つめて、”態度を選ぶ”ことを
率先して取り組んでいます!

看護の専門性と実践能力の向上

看護のスペシャリストやエキスパートとともに看護実践能力を高める環境が整っています

当院には日本看護協会が認定した専門看護師や認定看護師が複数勤務し、それぞれの専門性を発揮した看護実践を展開しています。患者さんへ質の高い看護を提供するために、ちょっとしたアドバイスをもらったり、一緒に患者さんのケアを行ったり・・・。

気軽に活用できる専門看護師認定看護師は、ともに看護を実践する仲間として、とても心強い味方です。

専門・認定看護師図2014.4.jpg

チーム医療の推進

平成25年度チーム医療医療チーム戸北.jpg

  • 褥瘡対策チーム
  • 緩和ケアチーム
  • 糖尿病ケアサポートチーム
  • 栄養サポートチーム
  • 摂食嚥下リハビリテーションチーム
  • 呼吸ケアチーム
  • 精神科リエゾンチーム
  • 退院支援チーム
  • 救急サポートチーム

患者さんが少しでも早く健康を回復し、社会復帰できるようにチームで医療を提供しています。

当院には、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム、糖尿病ケアサポートチーム、栄養サポートチーム、摂食・嚥下リハビリテーションチーム、退院支援チーム、呼吸ケアチーム、精神科リエゾンチーム、救急サポートチームの医療チームがあります。
チーム構成委員が専門的な立場を尊重した職種間の意見交換を行い、患者さんを尊重したトータルな医療サービスを行っています。


褥瘡対策チーム

褥瘡対策チーム2012.jpg

褥瘡(床ずれ)対策チームは、専任医師、専任看護師を中心に栄養士、薬剤師、理学療法士、作業療法士など多職種からなり、週1回程度、患者さんの回診を行っています。また、ハイリスクのある患者さんには、専従看護師と連携し、それぞれの専門的立場から意見を交わし、個々に合った適切な褥瘡予防対策ができるように取り組んでいます。

 

退院支援チーム

継続看護1 継続看護2のサムネール画像
退院支援チームは、患者さん・ご家族が安心して在宅療養を続けるために、適切な時期に、適切な場所で、適切な人によってケアを受けることができるよう、病棟・外来・地域との継続看護推進を図ることを目標としています。
各部署1~2名のチームメンバーにより、それぞれの部署で、継続看護に関するスタッフ教育、継続看護の実践などの活動を展開し、よりよい継続看護を目指しています。

緩和ケアチーム

緩和ケアチーム 緩和ケアチームは、がんと診断が着いたその日から患者さんとご家族のQOLの向上を目的に、身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛に対処しています。
毎日患者さんを訪問し、ケアの提供、薬剤の調整、カウンセリングなどで苦痛緩和を図り、化学療法や手術療法が楽に行えるよう支援します。
そ のために複数のスタッフによるカンファレンスを毎週行い、よりよいケアについて議論を交わします。また緩和ケア教育にも力を入れ、厚生労働省の委託事業で ある"専門分野における質の高い看護士育成事業(がん看護)"など院内外の看護師や医師、コメディカル、患者家族の教育も強化して行っています(緩和ケア 認定看護師)。


摂食・嚥下リハビリテーションチーム

摂食・嚥下リハビリテーション 摂食・嚥下リハビリテーションチームは、専門のスタッフによる高度な診断、治療およびリハビリテーション訓練を行っています。看護師を中心としたチームは全国でも少なく、患者さんのQOLをめざし、チームで取り組んでいます。

 

糖尿病ケアサポートチーム

チームDM.JPG 糖尿病ケアサポートチーム会では、日本糖尿病療養指導士の資格を持つコメディカルを中心に、チームとして統合された質の高い療養指導を提供できるよう、症例検討会やインスリン関連のインシデント分析、新人看護師研修の企画運営など、糖尿病啓発活動に取り組んでいます。小児糖尿病キャンプや糖尿病ウォークラリーなどのボランティア活動にも参加しています。

 

栄養サポートチーム(NST:nutrition support team)

NST240.JPG

栄養サポートチームは、医師・看護師・栄養士・歯科医師・検査技師など多職種からなり、患者さんの栄養状態の改善に取り組んでいます。治療や疾患の影響で栄養補給が困難になった患者さんや低栄養状態の患者さんについて、1回/週カンファレンス、回診を行っています。 褥瘡対策チームや摂食・嚥下リハビリテーションチームとの協力も不可欠になっています。

 

呼吸ケアチーム 

呼吸ケア委員会240.jpg
 
呼吸ケア委員会

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呼吸ケア回診

呼吸ケアチームは、医師・看護師・理学療法士・臨床工学技師で構成され、人工呼吸器を使用している患者さんの回診を週1回行っています。
人工呼吸器の設定や管理方法、リハビリテーション、気道管理などのケアについて検討し、人工呼吸器からの早期離脱、安全・安楽な人工呼吸器管理を目指して、チームで取り組んでいます。
今年度からは、各病棟にもリンクナースを配置し、これまで以上に充実した呼吸ケアを目指しています。

看護職員が看護業務に専念できる体制(スキルミックス)について

 当院は、看護師、看護ヘルパー、病棟クラーク、メッセンジャー等のスキルミックスにより、看護師が看護業務に専念できる体制が整った病院です。

 スキルミックスとは1990年代に医師不足、看護師不足に悩んだOECD諸国で、その養成に時間とコストがかかるこれらの職種のあり方や機能が議論された結果、生まれた概念です。もともとは看護職における職種混合のあり方や職種間の権限委譲・代替、新たな職能の新設などを示す概念となっています。特に看護においては、平成22年度の診療報酬改定で急性期看護補助体制加算の新設に伴い、看護補助者を増員する施設が増えています。当院でも派遣看護ヘルパーが平成22年9月に42名、平成23年度4月では46名に増員されています。

 「看護ヘルパー増員の効果」について看護ヘルパー増員3か月後の平成22年12月と平成23年6月に調査した結果、「看護師が行っている看護ヘルパー業務」は段階的に減少し、平成23年6月の調査では看護ヘルパー増員前と比較して看護師が行っている看護ヘルパー業務は半数に減少していました。看護スタッフに、「看護ヘルパー増員後の看護業務等の変化に関する意識調査」を実施した結果、「看護業務に専念しやすくなった。」「一人ひとりの患者ケアに費やす時間が増えた。」「ゆとりを持って患者に接することができる。」など看護師が看護専門職としての役割機能を果たし、患者に寄り添える体制が整ってきたことが実証できました(図1)。

 看護は患者と真に向き合い、患者のQOLの向上を支援する活動であり、患者のケアを通して看護者も成長できる素晴らしい職業です。看護師と看護ヘルパーがより良い関係で協働していくことで、患者ケアの成果にも繋がります。今後も、看護師・看護ヘルパーはじめ他職種協働によるチーム医療の中で、それぞれの職種が業務に権限と責任を持ち、職務満足度及び患者満足度の向上に反映できる職場環境の実現を目指して取り組んでいきましょう。

 

1.病棟の環境整備が充実した

2.看護業務に専念しやすくなった

3.一人ひとりの患者ケアに提供する時間が増えた

4.業務分担(看護業務・看護補助業務)明確

5.ゆとりをもって患者と接することができる

6.超過勤務が減少した

スキルミックス.JPG

 

図1.看護ヘルパー増員後の看護業務等の変化に関する意識調査 上位6項目
    Mann Whytney のU検定 *P<0.05 **P<0.01 ***P<0.001